強がりでもいいじゃん前向きにいこーぜ。
日常に転がる小さなキモチたち。
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いつもどおりのまま
お別れが近づくと悲しいはずなのに
なんでだろ?今日は泣けないや
3年半 悩んで悩んで
やっと決めた答え もう振り向かない

僕は何も変わらない
信じ続けるものはひとつ
人は反対し続けようと
僕は自分を信じ
見えた道を歩く

勢いでも勝手でも、ないさ。
決めた道を歩く
ただ、それだけ

未来は正直分からない
やってみるしかないんだ
「飛び込め、現在に。」
明日やずっとその先のコトなんて
考えなくていいさ。想い描くだけでいい
「今。」を楽しめ。
そして、笑顔で。

笑って過ごせる場所に、決めました。
これからの方が大変なのは
十分、分かっている。
それでもいくさ、未来に。

自分でも分からないけれど
何かが待ってるような気がするんだ
楽じゃなくても
楽しい道を。

僕は僕のままで。
いつもどおりのまま

いつもどおりの、ままさ。


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2006年8月、僕はひとつの決断をしました。

今の会社を辞めて、実家の帽子屋を継ぐために
勉強をするということです。

いろんな人が反対をしました。
でも僕は、そんな考え、全部心の中を通してきました。
社会に入って3年間、いや、もう小学生の頃から、
「いつかは実家に帰るんだろうなぁ」なんて
思ってずっと胸のどこかにあったのが「帽子屋」だったんです。

でもずっと、反抗してきました。
家が店だと、休日がなくて家族団らんがなくて。
どこにも遊びに行けなくて。不満に思う時も。
友達を家に呼んで遊ぶこともできなくて。
「絶対に1件屋に住んで普通の暮らしをするんだ」
と思って、
大学にも行き、ひとり暮らしを始め、
一部上場企業に就職したんです。

でもね。

高校普通科・進学校に進んだのも。
経営学科の大学に進んだのも。
スポーツ専門店だけれど小売業に進んだのも。
大学の卒業論文テーマは「商店街活性化」でした。


みんな、実家帽子屋につながる道だったんですね。
どこかにずっと想いがあって、
いつの間にか将来を考えた道に進んでいたんです。

小4の「成長」という学年アルバム(文集)には
「将来働くところはやっぱり帽子屋だよな。」
って書いていました。


今年の1月に。退社を決意して。
そこから帽子屋を受けたりしてました。
親にも話しました。
そして考えた結果、もう一度、今の会社で頑張ろうと思い、
ここまでやってきたんです。

そしてこの夏。
人生を決める答えを、出しました。

考えた期間が長いからといって、
それが最良の決断かというと、そうは言えないと思います。
一瞬で決めたからといって、
それが間違っているとも、いい切れません。


最後は本人が決めるのだから、誰も文句はいえない。
それが人生なのだと、思います。


2年目から東大阪の店舗でお世話になって。
本当に本当に、迷惑をかけました。
仕事のできない僕に優しく教えてくれた人たち。
間違っているとズバッと指摘してくれた人たち。
真剣に「もっと力を抜け」と怒ってくれた人たち。
坊ちゃん坊ちゃんと可愛がってくれた人たち。

忘れません。本当にありがとう。
自慢ではないけれど、いろんな人の心に残る存在に
いつの間にかなっていたんだなぁと実感しました。
いろんな人と話をして。
何気ない会話でも、ひとつの小さな行動でも。
人は見てくれているものなのですね。
3年半しかいなかったけれど、自分のスタイルは間違って
いなかったのだなぁと思いました。
そして思いが伝わっていたのは、本当に嬉しいし、
これからの自信にもなります。



おじいちゃんが始めた帽子屋。
ひとりで縫製をして、ひとりで帽子を作って。
おばあちゃんと二人で。
創業57年になる、老舗です。

いろんな方法が、この小売業にはあるのだけれど。

僕は目の前でこの建物が、帽子屋が、
つぶれるなんて、絶対にイヤだった。


この土地で、故郷で、やっぱり頑張りたい。


強くそう思うようになりました。


お盆にお墓参りに行って、
天国のおじいちゃんに報告してきました。


「おじいちゃん、やっぱり帽子屋やるよ。」


おじいちゃんがいたら、
喜ぶよりも反対するのかなぁ?
そんなことも思ったりします。
僕はおじいちゃんが帽子を縫う姿は
ほとんど覚えていないけれど、
そんな見えない心に残るものを、
追いかけようと思います。


みててよ、おじいちゃん。


なぜ今なのか?

その問いに対する答えは、コトバでは言い表せません。
だけど「今」だと、僕は思いました。


毎日笑顔で働きたい。



そのひとことです。

25歳、ここから新たな道のスタートです☆



    2006.8.19 
    19(ジューク)「いつもどおりのまま」とmush


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新作フォトカード発売中!
ヤチさんとのコラボ作品に、オーストラリア旅行の写真を
使った作品をプラスして、夏の新作が登場しました。
全13作品。とってもかっこよく仕上がっております。

E心電信内の通販サイト「STUDIO E+」でも発売中!!
http://cart.lolipop.jp/LA28007456/

昨日の個展の後、作品のキットを購入してきました。
また今年中に新しい形の作品ができそうな予感☆
頑張ってカレンダーなどを作ってみようと思います。





さらば夏よ
もう8月23日。地蔵盆ですねぇ。
まだまだ熱いですが、なんか「夏。」というのは
梅雨明け〜8月くらいまでが一番雰囲気あって
好きなんですよね。盆を過ぎるとなんだか
終わりに近づいてて、ちょっと寂しい。

僕は四季の中で夏が一番好きです。
夏に思い出が詰まりまくっているから、かな?
田舎育ちなので、山に川に田んぼに畑に、
遊びまくっておりました。
真っ黒になって。漫画みたいな麦藁帽子に虫取り網&カゴ。

6時に起きて。
ラジオ体操に行って。
カブトムシ採りに行って。
ご飯食べて。
あさりちゃん見て。
学校のプールに行って。
昼寝して。
友達と川に遊びに行って。
家の前でバドミントンやキャッチボール。
「ご飯よ。」の声。
そして夜は、田んぼ道で花火。

鮮明に覚えています。田舎・出石での夏は。
涙も汗も笑顔も悲しみも喜びも。
恋も野球もかけっこも宿題も。
全部、今の僕を構成するものになっています。


今年は何年かぶりに甲子園をちらっとみました。
ちゃんと見たのは、98年横浜・松坂の甲子園以来かも。
正月の箱根駅伝と同じように、高校生・大学生の
若者のスポーツはどんどんドラマのように、
大きくなっていきますよね。ヒーローやヒロイン。
芸能人化していく気がします。それだけ面白いけどね。

いつになっても甲子園で野球をする高校生は、
年下に見えなくて。幼く見えない。
すっごく大きな存在に見えます。

ムッシュの最新作「ストレート」は
そんな今年の甲子園を想い描きながら作りました。
元・野球部だからこそ、ちょっと思い入れもあるし。
ピッチャーだったしね☆



夏と共に、今の生活ともサヨナラです。

そして秋から、スタートです。


街を歩く人達を見て歩く
みんな僕にはないものをいっぱい持ってる気がする
街を歩く人達は 僕なんか知らなくて
その人生にかすりもせずにすれ違ってく

気づけば 今
「早く始めときゃよかった。」なんて
気づいたことが素晴らしい
もしかしたら
かすりもせずに通り過ぎていたかも
知れないのだから

そこから始めればいい
スタートラインは気にするな
毎日「新しい自分」でいられるように
昨日は昨日
今日は今日


周りの友達が夢を仕事にできていて
なんとなく流されるままに
たどり着いた僕が負けているようで
「すごいね。」を言うほど
「僕はすごくないね。」と認めているようだった

誰にでもできることがあって
君にもできることがあって
人が「ダメじゃん。」と言うことほど
自分にしかないモノだったりするんだ

自分の芽は自分で摘んじゃダメだ
つぼみがなくても
素敵な根を張っている
大地に穴をあけている

そこから始めればいい
ゴールラインは気にするな
毎日「ニュー俺。」でいられるように
人は人
自分は自分


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社会人1年目、入社して半年経ったときの作品です。
一度帰省してまた北海道に戻り、ひとつき。
その時の心境でしょうか。
ホームページのコンテンツ「One,two,step」でも
作品になってる通り、非常に完成度が高い作品です。

大人になると、気づいていつも「しまった」と
思うことが、いっぱいあって。
なんでだろ?とにかく失敗や大切なものに
気づくのは、いつも後。ちょっと後悔したりね。

でもそのことにさえ気づけなかったら、
ずっと同じキモチのままかもしれないよね。
そう思えば、気づいた分だけ、進んでるよね、きっと。

早いとか遅いとか。
遠いとか近いとか。

そんなの気にしなくていい。
人は人。昨日は昨日。
いちいち気にしてたら、
今日の自分さえ大切にできないよね。


そんな気持ちをこめた作品です。
どこのフレーズをとっても作品にできるような、
僕自身非常に気に入っている作品です。



               2003.10.08 mush


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ストレート
『僕は、ストレートを投げるつもりでいます。
 それでも打てるか、この球が。』

逃げも隠れもしません
信じるのは、この右腕のみ。

恋に生きて幸せを得る人もいます
仕事に一生懸命やりがいを得る人もいます

僕は明日、生きられると分かったなら
今から走ってみんなに会いに行きます
そんな人生を送ってみようと思います


『僕は変化球が投げられないわけではありません。
 周りには、分かっててもいいから
 自信のある直球でいきたいんです。』

それでも打たれてしまったら。
また腕を磨けばいい


打てるもんなら、打ってみろ。
笑えるもんなら、笑えばいいさ。
その代わり、君が心底信じるものを
見せてご覧よ?
僕にはあるんだ信じた道が。
思い出したら笑顔になっちゃうくらい
素敵なコトさ。

打たれない為に、投げるのではなく
僕の「力いっぱい。」を僕が見たいから
投げるんだ。

投げなきゃ、打たれない。
けれどそれじゃ
どのくらいのストレートか分からないから。


不器用だから、実行するまで時間がかかります。
頑固者だから、決めたことは譲りません。
だから失敗したって、へこみません
絶対敗れた自分を見返してやるために
またこりもせず全力投球、直球勝負。

『僕は今から、ストレートを投げるつもりでいます。
 打たれると初めから分かっていたら、投げますか?
 僕は分からないから、
 空振り三振、取れるかもしれないから。
 投げ込みます。
 それも最高のストレートを。
 悔いなんて残したくないから、
 今できるだけの、力いっぱいのストレートを。』

自分を信じて。
この見えない未来を
笑顔で突き進んでやるのです

逃げも隠れも、しません。

信じるのは、己の心のみ。



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新しい道を、歩むことを。
上司に告げてまいりました。

とにかく周りには反対されました。
「お前は何もできない人間だ」
「たぶん失敗する」
とも、言われました。

僕は優柔不断な性格で、
何かとひとりでは決断できず、
人の意見に流されやすい性格。
自分の中にバリッとした意見がないと、
周りに合わせるタイプのダメなヤツです。

けれどこの決断だけは。
誰に何と言われようと、
ゆるぎませんでした。

こんなことは初めてでした。不思議。
そのことに気づいたとき、この決断が
間違いないものであることに、気づきました。

いろんな意見があります。
どれも本当だと、思います。
でもどれも、分からないものだと、思います。


未来を知ることはできないけれど
未来を信じることはできる。


ココロのコンパスが指し示す方向へ進みます!



写真は、槇原敬之「ココロのコンパス」。
今の僕にぴったりの歌詞です。




   2006.08.19 Bonnie Pink「So Wonderful」とmush


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ブレーキ
ここから始めるんだ
そのために何かをやめるただそれだけ
ブレーキは踏まない

あての無い道進みます
僕は頑固者です
多くの声をふりきって
それでも思う方向へ進みます

「やっぱり。」なんて言いません
「ごめんなさい。」も言いません
もう僕は迷わない

これからを想い描く
僕の顔はいつの間にか笑ってて
なんだか分からないけれど
明日がすごく楽しそうだ

新しい遊びを発明した少年のように
言いふらしたいけど
静かにひとりで繰り返してみる


さぁ明日を何色で埋めようか



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16・17と実家に帰省しておりました。
東京から姉も帰ってきており、家族揃って
実家にいるのは、3年ぶりくらいです。
中学・高校のときはいつもそんな感じでしたから、
ちょっとその頃を思い出してみたりもしました。

15日の夜中に帰ってきて。
昼まで寝て、パソコンいじって、
オーストラリア旅行の写真を眺めて、
あーだこーだ喋って。
楽しい時間をすごしました。

16日の夜は素敵バー・イームズに行ってきました。
とってもいい時間を過ごすことができました。

そしてもうひとつ。
いよいよというか。
ひとつの決断をした、旅でもありました。

ここから始まる。

そんな感じでしょうか。

これから始まることを想い描くと、
すんごく楽しみです。不安もありますが、
ワクワクします。
何せ、自分の好きなことを、やりまくるわけですから。
小さい頃から想い描いていた、夢をね。
叶えにいくのです☆


ヤチさんとのコラボフォトカード、ついにできました☆
販売&公開に向けて準備は進んでおります。
とってもとっても、素敵な作品に仕上がりました。
今後も続々、登場予定です。
休みの日を利用して、いっぱい作りますね。




ちなみにこの作品、今書いたのですが。

即興で作ると何だか、薄っぺらいなぁ(笑)


-------------------------------------------------------
好きなキモチ。
大好きと好きはどっちが本物で
どっちが嘘なのでしょう
ずっと一緒にいたいとか
離れたら辛いとか
そういう気持ちがあったなら
それを恋と呼ぶのでしょうか

好きな気持ちは
どこからが本当で
どこからが嘘なのでしょう
気になるとか
楽しいとか
そういう気持ちがあったなら
それを「好き。」と思ってもいいのでしょうか

きっとね
いっぱい考えてしまうけど
ひとつだけ。
単純な気持ち
それが恋なのだと思いたい

この世の中 出逢える人は
限られているかもしれない
例えそうだとしても
その人の中に
「好き。」になれる人がいると信じたい


いつでも単純。それが恋。
「かも。」の話も笑顔になれる

色々考えてしまうけど
いつの間にか傍にいたり
いつの間にか名前を出してたり
さりげなく見てしまったり

ほら もう 気持ちに素直にね。

単純な気持ち
それが恋なんです


------------------------------------------------------

恋に夢中になれるって、素敵ですよね。
「やろう。」と思ってすぐにできるものでもない。

特に大人になると、複雑な気持ちが混ざりまくって、
なかなか素直になれず。うまくいかないですよね。
ましてや自分の気持ちさえも考えてしまって、
「これは恋なのかな?違うよね。考えてる時点で違うよ、きっと。」
って、無理やり答えを出してしまいます。

夢中になって、追いかける。
気が付いたら見てる。

何も考えずに。

そういうのは、確実に恋だと思います。

けれど、「あの人のこと好きなのかな?」
って考えるのは、違うんだなぁと思ってました。
でも、なんだか一概にそうは言えないようです。


その境界線はわかりません。
でも、考えたり、悩んだり。
焦ってはいないのだけれど、確かめる。
そんな気持ちも、恋に含めてあげたいなぁと思います。

現実。恋に生きることはできないけれど。
恋から力をもらって、頑張って生きられることは、
確かです。

好きなキモチはずっと、僕らを動かし続けるのです。



------------------------------------------------------
好きなキモチ。
大好きと好きはどっちが本物で
どっちが嘘なのでしょう
ずっと一緒にいたいとか
離れたら辛いとか
そういう気持ちがあったなら
それを恋と呼ぶのでしょうか

好きな気持ちは
どこからが本当で
どこからが嘘なのでしょう
気になるとか
楽しいとか
そういう気持ちがあったなら
それを「好き。」と思ってもいいのでしょうか

きっとね
いっぱい考えてしまうけど
ひとつだけ。
単純な気持ち
それが恋なのだと思いたい

この世の中 出逢える人は
限られているかもしれない
例えそうだとしても
その人の中に
「好き。」になれる人がいると信じたい


いつでも単純。それが恋。
「かも。」の話も笑顔になれる

色々考えてしまうけど
いつの間にか傍にいたり
いつの間にか名前を出してたり
さりげなく見てしまったり

ほら もう 気持ちに素直にね。

単純な気持ち
それが恋なんです


------------------------------------------------------

恋に夢中になれるって、素敵ですよね。
「やろう。」と思ってすぐにできるものでもない。

特に大人になると、複雑な気持ちが混ざりまくって、
なかなか素直になれず。うまくいかないですよね。
ましてや自分の気持ちさえも考えてしまって、
「これは恋なのかな?違うよね。考えてる時点で違うよ、きっと。」
って、無理やり答えを出してしまいます。

夢中になって、追いかける。
気が付いたら見てる。

何も考えずに。

そういうのは、確実に恋だと思います。

けれど、「あの人のこと好きなのかな?」
って考えるのは、違うんだなぁと思ってました。
でも、なんだか一概にそうは言えないようです。


その境界線はわかりません。
でも、考えたり、悩んだり。
焦ってはいないのだけれど、確かめる。
そんな気持ちも、恋に含めてあげたいなぁと思います。

現実。恋に生きることはできないけれど。
恋から力をもらって、頑張って生きられることは、
確かです。

好きなキモチはずっと、僕らを動かし続けるのです。



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かさぶた。
僕は最近臆病だ
人を傷つけてしまったから?
結果を知るのが怖いから?
ちがうよ それはきっとちがって
キミを キミを好きに
なってしまったからだと思うんだ

「気付いて欲しい。」
本当はキズつくのがこわくて
受身になってた
「離れているからこそ」と言っても
本当は毎日会ってるから
ずっと見ているから どんどんと

何が失恋だ
確かに落ち込む時だってあるけど
僕は恋を失ってなんかないんだ
キズついたココロには『かさぶた』が
やさしく治るまでフタをしてくれるから
僕はいつだって立ち上がれる
そしてまた 恋をしようと思う。

「高嶺の花はボクには届かない…。」
思っていても 無理だと思っていても
『もしかして…。』と
目の前にあるゴールに背を向けて
可能性の少ない険しい道を選んでしまう。

それだけキミが好きだから。

「最近どう?」
何度も何度も心の中の会話くり返し
まだ来ぬ現実を
僕は実現させるために…行く。
かさぶたはたとえかゆくなっても
はがさずに
自然と癒える日を待って


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けっこう思い出深い作品です、これ。

大学生時代、仲のいい友達が、失恋したときの作品です。
友達のためにと書いたわけではないですが、
いつも話を聞いてて、僕もすごくショックを受けて、
それでも前向きに。送り出す気持ちを書いたんです。

そいつには大好きな女の子がいました。
学部も同じで。授業も一緒になることが、多くて。
もちろん友達で、よく話すのだけれど、
なかなか進展しない。
いわゆる、片思いってヤツです☆

でもある日、真実を知ってしまうんですね。
大好きな女の子にある日、彼氏ができてしまいました。
しかもその彼氏というのは、
恋愛相談に乗ってもらっていた親友だったんです。
彼はそいつの気持ちを知りながら、
話を聞いていたと言うわけですね。

大好きな女の子の話をよく聞いてくれた友達。
「がんばれよ」って言ってくれた、友達。
遊ぶたびに話を聞いてくれて、励ましてくれた。


裏切られた。


彼の頭の中には、その想いしか、なかったと思います。


恋愛してたらそんなことは、よくあることかもしれません。
そんな話は、よく聞きますしね。

そんなことは、分かっているけれど。
だったら、
正直に「あの子と付き合ってる」と言って欲しかった。
そしたらずっと、友達でいられたのに。

ずっと相談を受けていた僕としては、
彼の気持ちが、痛いほど分かります。
相談してるときって、すごくイキイキしてて。
毎日が楽しそうで。
でもそれを境に彼は人を信じることを、やめました。
大げさだけどね。親友に裏切られると、キツイよね。

だからこそ、この詩を書きました。
僕も何だか、やりきれない気持ちでいっぱいだった。
何もできないけれど、救うことなど、できないけれど、
何て声をかけたらいいのか、分からないけれど。

「失恋なんて言うけれど、
 僕は恋を失ってなんか、ないんだ。
 また恋ができるんだ。」

そんな気持ちを、書きました。

ちょっと痛いけれど、
それでも恋は素晴らしいものだっていうことを。
分かって欲しかった。
また人を好きになって欲しかったんです。


学生時代の作品は今読むと
歌詞っぽくて採用しにくいのが多いのだけれど、
「かさぶた。」はとっても好きな作品です。
いつ読んでも心がキュンと痛くなる。
そんな作品です。


    2000.6.6 19(ジューク)「以心伝心」とmush

返事は一回、伸ばさない!
ブロックを想う通りに組み立ててみるよ
長い帰り道、一本道。
鼻歌を唄いながら「今日は何つくろうか?」
考えた。そして作り、壊した。

失敗しても思うように突き進めるのが
子供だとしたら
壁にぶち当たらないように
進む道を考えるのが
「大人」なのでしょうか。

君が名前を呼んでくれた
先生に「分かった?」って注意された
「ご飯ができたよ。」の優しい声
首をタテに振ってばかりいたら
きちんと返事をしなさい、と
叱られたんだ。


『返事は一回、伸ばさない。』


言うことを聞けるのが、イイコ?
テストの点数高ければ、偉い?
友達は多い方が良くて、
雨の日はカサを差さなきゃ、
いけない子?…なのかな。

疲れを知らずに自由に遊ぶのが
子供だとしたら
時々、立ち止まってコーヒー飲んだり
本読んだり 友達と話したり
「たまには、時間。」を楽しめるのが
大人の特権のような気がする。

振り返り、元気よく。
そのうちイイコト、あるかもね
君が呼んでくれたらね。

返事は一回、伸ばさない。


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タイトル通り、誰かに怒られた記憶があります。
「はぁ〜い」「はいはい。」て
テキトーな返事をすると。
ひじょーに叱られた、記憶のみが。

仕方なくやることの中にも、面白さを見つけたり。
納得がいかなくても、やらされたことであっても。
そこに何か意味を見出し、頑張れるのが人間だと、
僕は思います。

けっこー人って、強いもんです。



子供と大人。


どっちがいいとか、そんなのはなくて。
少なくとも、子供の気持ちは、忘れたくないなぁと。
誰もが思うことかもしれないですけど。
自分が昔したり、思ったりしたことを、
目の前の子供がしていたとして。
それが世間的に間違ったことだとしても。
ガミガミしかるのではなく、
「面白いかい?」て。目を見て聞いてやりたいと、思います。

子供の頃に思い浮かべる夢のほとんどが、
大人になってから、叶うというのに。

僕らは「子供の頃。」を懐古し、戻りたいとさえ、思います。

「夢を追いかけてる人が素敵。」とさえ、言います。


僕は、大人って悪くないな、って最近思うんです。

大人だって、自分で思うように決めて、突き進めるし。
時間を自由に使って、楽しめるし。
人のことを、うんと考えて行動できるし。

分かる人にはわかる。
わからない人には、わからないものなのよ。

本当にその通りだと、思います。

就職や進学や。
恋愛や友達や。

いろんなことで、人は悩みます。

でも、自分で決めて、いいんです。

わかるひとも、いるってこと。


元気よく、「はい!」といえる日が。

君にもきっと、やってきます。



 2006.08.10 Bonnie Pink「It's gonna rain!」とmush


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